【二十四節気便り】大暑
今日は2020年7月22日水曜日、二十四節季の大暑です。
大暑(たいしょ)
「夏本番がはじまるころ」
本州の多くの地域で梅雨明けが近づく季節とされています。
最近ずっと雨ばかりでしたが、先週の日曜日は久々の晴れ間がのぞいていました。日差しも強く夏らしい一日だったので、このまま梅雨明けするだろうかと思ったのですが、予報を見ると少なくともあと一週間は曇りと雨が続くようです。
とは言え、入道雲が出ていたり夏の虫が賑やかになってきたり、確実に夏本番の気配を感じます。
昨日は土用の丑の日だったので鰻を召し上がった方も多いのではないでしょうか?
この土用の丑の日の土用とは「夏の土用期間」のことで、大暑の前数日から立秋までに相当します。
この期間中で干支が丑に当たる日が土用の丑の日ということになり、今年は7月19日から8月7日までが夏の土用期間なので、7月21日(乙丑日)が土用の丑の日になるという訳です。
これは先週浅野太志先生の講座に行った際に伺ったことですが、土用の丑の日に鰻を食べる風習は、一説には江戸時代に平賀源内が街の鰻屋から売れ行きが悪いことを相談され、丑の日の「う」に因んで鰻を宣伝したことが起源とされるそうです。
最近でいうと節分の恵方巻ブームが思い当たります。丑の日の鰻も今ではすっかり夏の風物詩ですが、案外そういう現実的なところから風習や文化が生まれているのなら、本当に面白いことだと感じました。
私は季節のイベント事や期間限定品が結構好きなので、土用の鰻も食べに行ってきました。
初めは近くの鰻屋さんに行こうかと思っていたのですが、なか卯の豪快盛うな丼の食レポ記事を見て、そのボリュームに圧倒されたのてそちらに食べに行きました。
一本分の鰻を使っているということで、その名の通りとにかく豪快でした。ふっくらして脂がのって、特にぶつ切りの部分がとてもおいしかったです。
二十四節季便りは毎月2回お届けしています。カレンダー感覚で見ていただければ幸いです。次の「立秋」の記事は8月7日に更新する予定です。
蒸し暑さで体調を崩されないように、皆様気を付けて楽しい夏をお過ごし下さいね。