【図解四柱推命】干支について

1. 干支とは

干支は訓読みでは「えと」で、音読みでは「かんし」です。四柱推命で使うときには、一般的に「かんし」と音読みします。

干支(かんし)とは、暦・時間・方位・順序などを表記するための符号です。 干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)から構成され、十干と十二支には陰陽・五行が配当されています。

十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類のことで、 十二支とは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類のことです。

十干の読み方(訓読み/音読み)

・甲(きのえ/こう)
・乙(きのと/おつ)
・丙(ひのえ/へい)
・丁(ひのと/てい)
・戊(つちのえ/ぼ)
・己(つちのと/き)
・庚(かのえ/こう)
・辛(かのと/しん)
・壬(みずのえ/じん)
・癸(みずのと/き)

干支の例

乙未 壬寅 辛卯 戊午 など

2. 六十干支とは

干支は10種類ある十干と12種類ある十二支の組み合わせからできています。そのため、10と12の最小公倍数である「60通り」のパターンが存在し、これを「六十干支」と呼びます。

六十干支は、甲子から始まり、乙丑・丙寅・丁卯と順番に続き、最後は癸亥で終わります。
癸亥で1サイクルが終わると、次はまた甲子に戻り、同じように60通りが繰り返され循環していきます。

3. 日付と時間の干支

干支は色々なものの順序を書き記すために使われていたものですが、今回は四柱推命で扱う年・月・日・時の干支に的を絞って説明します。

私たちが日常的に使っている日付や時間は、全て干支を使った表記に書き換えることができます。
例えば、今年(2020年)は庚子年ですし、今月(4月)は庚辰月で、今月の24日は丁酉日、24日の15時30分は日本標準時では戊申時という風になります

年・月・日・時の干支のことを、年干支、月干支、日干支、時干支と呼び、更にその十干・十二支のことを、年干・年支、月干・月支、日干・日支、時干・時支と呼びます。

そして、年干支は60年で1サイクル、月干支は60ヶ月で1サイクル、日干支は60日で1サイクル、時干支は60刻(1刻は約2時間)で1サイクル、という具合にそれぞれの周期で循環しています。

では、年・月・日・時の干支の例をいくつか挙げていきます。
干支を正確に出すためには、平均太陽時を視太陽時に修正してから、節入りの時間を考慮して注意深く計算する必要があるのですが、今回の記事では詳しい方法は割愛して、あくまでも例だけを挙げていきます。

(例)

1975年8月24日 05時15分
(明石)
=乙卯年 甲申月 壬寅日 癸卯時

1987年8月24日 05時15分
(明石)
=丁卯年 戊申月 乙巳日 己卯時

2020年4月20日 10時00分
(東京)
= 庚子年 庚辰月 癸巳日 丁巳時

2020年4月20日 11時00分
(東京)
=庚子年 庚辰月 癸巳日 戊午時

2020年4月20日 11時00分
(鹿児島)
= 庚子年 庚辰月 癸巳日 丁巳時

4干支の陰陽五行

陰陽説では「万物は陰と陽の2つの要素に分けられる」と考え、五行説では「万物は木火土金水の5つの要素に分けられる」と考えます。陰陽説と五行説は、それぞれ別の思想として古代中国で成立し、後にその2つが組み合わさりました。

一般的に「陰陽五行」という場合は、五行説の「木火土金水」の5つの要素を、それぞれ陰と陽に分けた計10種類の要素のことを指します。
このように、五行の各要素を更に2つに分けることで、万物をより詳細に分類できるようになっていきました。

陰陽五行説の発展の歴史の中で、当初日付や時間、方位を表すための符号として使われていた十干と十二支に対し、それ自体に陰陽五行が配当されるようになっていきました。十干と十二支の陰陽五行の配当は次の通りです。

5. 補足

今回の記事では、干支について大まかにまとめてみました。「普段見ているカレンダーとは別の時間単位」について、少しでもイメージが伝われば幸いです。

干支の陰陽五行についても、今回は簡単な説明に留めたので、また別の記事で詳しく説明したいと思います。

余談になりますが、古代中国の時間単位は、本文に書いた年・月・日・時以外にもまだ沢山存在します。
時の下には「分・秒」、年の上には「世・運・会・元」といった時間単位があり、それぞれ六十干支の循環を繰り返しています。

それぞれの時間単位が、膨大な組み合わせを作りながら、陰陽五行の性質を伴い刻々と変化しているというのは、とても興味深いことだと思っています。

図解四柱推命 命式について

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