【図解四柱推命】陰陽説について

1. 陰陽説とは

陰陽説は古代中国で出来た自然哲学で、全てのものが「陰」と「陽」の相反する二つの要素でできているとする思想です。

以下は一部に過ぎませんが、陰陽の具体的な分類とその特徴を表しました。陰と陽の2つを比べると、陽はより能動的で陰はより受動的要素となっています。

陰と陽の要素は必ず二つ一組で成立し、陽だけや陰だけなどそれぞれ単体で存在することはできません。
陰陽説の注目すべきところは、陽が良くて陰が悪いといった善悪で分ける二元論ではないことです。
陰と陽は、相反する組成を持ち互いに反発しあいながらも、一方が存在することでもう一方が存在できるという、バランスの中で成り立っています。

これは四柱推命においても貫かれており、陰干は悪くて陽干は良いとか、あるいはその逆もありえないことです。
太陽の光と月の明りを比べてみても、時間帯や季節という一定の条件の下では優劣がつけられますが、一日や一年を通してみれば、どちらがより優れているとは言えないと思います。陰と陽の関係を下の図にまとめました。

2. 陰陽の性質

陰陽説では、陰陽の様々な性質について述べられています。今回は、例を上げながらその一部を紹介します。

まず、陰と陽は量的・質的な変化をするという性質があります。
これを春夏秋冬に当てはめてみると、陽が極まる夏から徐々に陰が増して秋になり、陰が極まって冬になるとそこからまた陽が増して春になる、という陰陽の変化のサイクルがイメージしやすいと思います。

更に陰陽には、それぞれ陰の中にも陰陽があり、陽の中にも陰陽があるという性質があります。
これは例えば人の性質や性格について考えたとき、男性の中にそれぞれ男性的な人と女性的な人がいて、女性の中にもそれぞれ男性的な人と女性的な人がいるというのと近いイメージです。

そして、もし女性の中の女性的な人を100人集めたとしても、更にその人達を同じ要領で半分づつグループに分けていくことができ、最終的にはその集団の中でどの人がどれくらい男性的か女性的かということを、かなり細かく分析することができると思います。

このように、陰と陽を半分づつ分けていって出来上がるのが易の八卦です。
八卦は、森羅万象を陰と陽で分類していき出来上がった、8種類の基本グループだと言えます。

陰陽説は一見すると極端で単純なように思えるかもしれませんが、このような手法を用いるため、非常に複雑な事象を扱えるものとなっています。

3. 補足

今回は四柱推命の基本になる陰陽説についてまとめてみました。
八卦は易の考え方なので、直接四柱推命とは関係ありませんが、陰陽論についての記事なので少しだけ載せてみました。

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