【図解四柱推命】十二支の性質

1. 十二支とは

十二支(じゅうにし)とは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類の符号のことで、十干と合わせて干支(かんし)と呼ばれます。
それぞれの十二支には陰陽・五行が配当されています。

四柱推命の命式の中には4つの十二支が含まれます。十干と同様に、この4つは全て異なる場合もあれば、同じ属性のものが偏っている場合もあります。

2. 十二支の性質

四柱推命では、ひとつの十二支の中に2~3個の十干が含まれると考えます。これは「十二支が十干を内蔵する」ということで「蔵干(ぞうかん)」と呼ばれます。
十干が単一の陰陽五行からできているのに対し、十二支は複数の陰陽五行からできており、その性質は十干に比べて複雑で多様です。
そのため、十二支は命式の中での組み合わせによって、その強弱や五行の属性自体が変化することがあります。

蔵干である2~3個の十干は、いずれも十二支の性質に影響を与えますが、その影響力には度合いがあります。
影響力の大きな順から、「本気」「中気」「初気」と呼ばれ、蔵干の本気に該当する十干は、その十二支を形作る主要な成分になります。
しかし、中気や初気が重要ではない余分なものかというと、全くそうではありません。
中気と初気は性質の異なる十二支同士を結び付けて別の五行に変化させる作用があるので、非常に重視する必要があります。(具体的なことは次回の記事でご紹介します)

また、十二支には複数の陰陽五行が含まれるため、十干のように一対一に対応する陰陽五行を割り当てることが難しくなります。そのため、一般的には蔵干の中で最も影響力のある十干の五行をとって分類します。

それぞれの十二支の蔵干と分類上の陰陽五行は次の通りです。

(水の属性に分類される十二支)

・「子」は壬と癸から成る十二支で、水の陽の属性に分類されます
・「亥」は戊と甲と壬から成る十二支で、水の陰の属性に分類されます

(木の属性に分類される十二支)

・「寅」は戊と丙と甲から成る十二支で、木の陽の属性に分類されます
・「卯」は甲と乙から成る十二支で、木の陰の属性に分類されます

(火の属性に分類される十二支)

・「午」は丙と己と丁から成る十二支で、火の陽の属性に分類されます
・「巳」は戊と庚と丙から成る十二支で、火の陰の属性に分類されます

(金の属性に分類される十二支)

・「申」は戊と壬と庚から成る十二支で、金の陽の属性に分類されます
・「酉」は庚と辛から成る十二支で、金の陰の属性に分類されます

(土の属性に分類される十二支)

・「辰」は乙と癸と戊から成る十二支で、土の陽の属性に分類されます
・「戌」は辛と丁と戊から成る十二支で、土の陽の属性に分類されます

(土の属性に分類される十二支)

・「未」は丁と乙と己から成る十二支で、土の陰の属性に分類されます
・「丑」は癸と辛と己から成る十二支で、土の陰の属性に分類されます

最後に、下の図に全ての十二支の陰陽五行をまとめました。

3. 補足

今回は十二支について大まかにまとめました。十二支と十干の違いについて、イメージとして伝われば幸いです。
次回の記事では、十二支の蔵干を基にその法則性について具体的にご紹介します。

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